こんにちは!インドネシア事業リーダーの柳澤です。
10月29~31日に副理事 山本と共に、インドネシア・ロンボク島に渡航しました。
今回は、ロンボク島 東ロンボク県にて、高齢者保健活動の現状把握・課題の明確化を行うとともに、実際に現地で活動を行いました。
東ロンボク県では、県内の多くの地域で高齢者健診が実施されています。
健診は管轄地域にある保健所の看護師や、地区の住民が行っています。
高齢者健診には大勢の高齢者が集まっており、血圧測定や薬の配布、体操等のサービスを受けることができます。
私達は、身体の痛み等の不調を訴える高齢者の身体チェックを行いました。
また、訪問看護では、脳梗塞後に寝たきりとなった高齢者の自宅を訪問しました。
ご家族様は日々熱心に介護しておられました。
寝たきりで歩けない、とご本人様やご家族様は言われていましたが、身体状況をチェックした上で、介助して立ち上がり、歩くことができました!
今回は、県保健局の看護師や局長とも面会しました。
県保健局の高齢者担当者は、高齢者事業の発展に大変意欲的です。
現地では、自力で歩ける元気な高齢者を対象とした高齢者健診や、寝たきり高齢者に対する訪問看護といった活動が行われていました。
一方、高齢者健診まで自力で行くことができないが、寝たきりではない高齢者への支援は行われておらず、 体力が落ちた高齢者が自宅から出たり、寝たきりにならないようにするための対策は行われていませんでした。
このような高齢者へのアプローチや、現地の看護師のスキルアップ等、課題は山積みですが、今回は現地保健局の関係者と課題を共有することができました。
今後、現地看護師のスキルアップや既存の高齢者健診・訪問看護のさらなる充実に加え、デイケアの設立といった活動を通して、
現地の高齢者がよりいきいきと生活できるよう、現地保健局スタッフらと協働していきたいと思います。
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